披露宴や二次会のクイズといえば、少し前までは回答用紙を配って回収し、幹事が会場の隅で採点するのが普通でした。今はゲストが自分のスマホで答え、集計と順位までその場で出るサービスを使う人が増えています。
このページでは、結婚式でクイズに使われることの多いサービスを、選ぶときに確かめておきたい点と合わせて比べます。最後に、お金をかけずにやる方法と、当日の準備も書いておきます。
選ぶ前に確かめておきたいこと
- ゲストがアプリを入れる必要があるか。披露宴には年配の親族もいます。アプリのインストールや会員登録が必要だと、そこで止まる人が必ず出ます。QRコードを読み取るだけで参加できるかどうかは、いちばん大きな違いです。
- 何人まで参加できるか。披露宴は60〜80人、二次会も50人前後になることが多いので、無料プランの上限で足りるかを見ます。
- 問題と選択肢が手元のスマホにも出るか。スクリーンにしか問題が出ないと、柱の陰や後ろのテーブルの人はずっと顔を上げていることになります。
- 集計が自動か。正解数と順位がすぐ出れば、景品を渡す相手もその場で決まります。
- 日本語で使えるか。問題を日本語で書けるかと、ゲストが見る画面の言葉の両方です。
- 料金の払い方。月額のサブスクリプションか、1回払いか。結婚式は一度きりなので、解約し忘れないかも気にしておきます。
- 当日の進行。ノートパソコンの前に誰かが張り付いている必要があるか、司会者が手元のスマホで進められるか。
Kahoot
学校や会社の研修で使ったことのある人も多い、海外のクイズサービスです。若いゲストは画面を見ただけで遊び方がわかります。
- ゲストは kahoot.it を開いてゲームPINを入れるか、QRコードを読み取って参加します。ブラウザから参加できるので、ゲスト側のアプリは必須ではありません。
- 早く正解するほど点数が高く、1問ごとに順位が出ます。カウントダウンの音楽もあり、会場はすぐ盛り上がります。
- 問題文と選択肢は日本語で書けます。
- 披露宴の人数で使うには、有料プランが必要になることがあります。料金と支払い方はプランによって違い、条件もよく変わるので、申し込む前に公式サイトで確かめてください。
- 標準の設定では、手元のスマホには色と記号のボタンだけが出て、問題文はスクリーンにしか映りません。ゲームの設定を変えれば、問題と選択肢を手元のスマホにも出せます。
- もともと教室向けに作られているので、画面の雰囲気は結婚式向きではありません。結婚式で使った例は公式ブログにありますが、英語の記事です。
レスポンクイズ for Wedding
株式会社レスポンが2024年11月に始めた、結婚式と二次会向けのサービスです。
- 日本のサービスなので、画面も案内も日本語です。
- ゲストはスクリーンに映ったQRコードをスマホで読み取ってエントリーします。
- テレビのクイズ番組のような早押しクイズができるのが特徴です。
- 料金と参加人数の上限は、公式サイトで確かめてください。
Say Kampai
私たちが作っている、結婚式のためのクイズです。まだ公開前で、近日公開の予定です。
- ゲストはスクリーンのQRコードを読み取るか、表示されたコードを入力し、名前を入れるだけで参加できます。アプリも会員登録もいりません。
- 問題と選択肢は、ゲスト一人ひとりのスマホにも出ます。
- 選択肢は1問につき2〜4つで、問題に写真を付けることもできます。
- 1問ごとに正解と、それぞれの選択肢を選んだ人の割合がスクリーンに出て、続いて上位8人の順位表が出ます。ゲストのスマホには自分の点数と順位が出ます。最後は上位3人の表彰台です。
- ふたりの写真から描いたキャラクターが、正解発表のたびにスクリーンで表情を変えます。キャラクターはお支払いのあとに作ります。無料のお試しでは決まったキャラクターが出ます。
- 司会者はノートパソコンかスマホで「次へ」を押して進めます。自動モードにすれば最後まで勝手に進みます。
- 途中でスマホがスリープしたり、ページを読み込み直したりしても、同じ名前と点数のまま戻れます。
- 料金は1回払いです。5人までは無料で試せて、結婚式1回分は式の30日以上前に買えば$49、30日を切ってからは$69です。料金は米ドルで、クレジットカード、Apple Pay、Google Pay で払えます。コンビニ払い、PayPay、LINE Pay には対応していません。
比較表
| Kahoot | レスポンクイズ for Wedding | Say Kampai | |
|---|---|---|---|
| ゲストの参加方法 | ゲームPINの入力かQRコード | QRコード | QRコードかコードの入力 |
| クイズの形式 | 選択式、早く答えるほど高得点 | 早押しクイズ | 2〜4択、写真付きの問題も可 |
| 手元のスマホに問題文 | 設定を変えれば出る | 公式サイトで確認 | 出る |
| 日本語 | 問題は日本語で作れる | 日本語 | 日本語 |
| 料金 | 人数によっては有料プラン、公式サイトで確認 | 公式サイトで確認 | 5人まで無料、$49か$69の1回払い |
| 結婚式向けの画面 | なし | 結婚式・二次会向け | ふたりのキャラクター、表彰台 |
お金をかけずにやるなら
Googleフォームのテスト機能を使えば、正解を設定しておくだけで採点は自動です。ただ、スクリーンにリアルタイムの順位は出ないので、幹事が回答の画面で上位の人を確かめて読み上げることになります。20〜30人くらいの二次会なら、これで十分回ります。
回答用紙は今でも使われています。準備は印刷だけですが、回収と採点に人手がいります。人数が多い会では、集計係を2〜3人決めておき、採点の間はビンゴや歓談でつなぐ段取りにしておきます。
当日うまくいかせるための準備
- 会場の電波を確かめる。披露宴会場は地下や窓の少ない宴会場にあることが多く、スマホの電波が弱い場合があります。下見のときに自分のスマホで試し、ゲストが使えるWi-Fiがあるかも会場に聞いておきます。
- 機材をそろえる。プロジェクターとスクリーン、ノートパソコンを持ち込めるか、つなぐ端子は何かを会場に確認します。新郎新婦を通して、会場のプランナーに聞いてもらうのが早いです。
- 参加の時間をとる。QRコードはクイズを始める少し前から映しておき、司会者が「スマホのカメラで読み取ってください」と案内します。全員がそろうまで3〜5分は見ておきます。
- 年配のゲストに声をかける。同じテーブルの若い人に手伝ってもらうよう頼んでおきます。スマホを持っていない人は、隣の人と一緒に答えてもらえば大丈夫です。
- 時間の目安。10問なら、参加の時間を入れて15分ほどです。披露宴の余興の枠に入れるなら5〜7問にします。
- 出すタイミング。披露宴なら歓談の時間か、お色直しの再入場のあと。二次会なら乾杯と歓談のあと、ビンゴの前に入れると、景品を渡す場面を分けられます。
問題は、この結婚式クイズの問題例60問から10問ほど選べば足ります。クイズのほかにじゃんけん大会やブーケプルズも組み合わせたいときは、結婚式の余興ゲーム11選に、それぞれの所要時間と準備するものを書いています。
ゲストがスマホで答え、最後に上位3人が表彰台に並ぶクイズを探しているなら、私たちが準備している Say Kampai も候補に入れてみてください。

